黒塗りの杉板外壁に安田瓦を載せた伝統的な意匠のK邸。

東西方向にゆったりと広がる上品な平屋は、落ち着いた風景をつくり出している。
設計・施工先を選んだ理由は、性能とデザインの両方が優れていると感じたから。
「つくり込み過ぎず、普遍的な箱として高い可変性を持った事例が多く、そこにも共感しました」(ご主人)。

玄関ドアを開けると正面には簾戸(すど)。

そこを通り抜けると、南側の広い庭を見渡すダイナミックな船底天井のLDKが広がっている。

空調は納戸の天井に仕込まれたエアコンからダクトで家の隅々まで空気を行き渡らせ、
温度差の少ない快適な温熱環境に。
オークの無垢の床やラワンの造作キッチンなど、豊かな素材感も家で過ごす時間の質を高めている。




DATA
家族構成:夫婦+子ども1人+母
竣工:2018年10月
構造:木造軸組工法
延床面積:112.79m²(34.13坪)
1F 112.79m²(34.13坪)
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