製材部門を持つ地産地消の住宅会社
阿賀野市保田に本社を構える株式会社坂詰製材所。
その住宅部門であるサカヅメハウジングは、品質管理を徹底できる自社製材を使った家づくりが強みです。
社内の組織図を見ると、建築部・リフォーム部といった住宅部門のほかに、製材・木工・プレカット・パネル部…と材料加工部門をしっかり抱えているのが分かります。
含水率をチェックしながら自社でしっかりと乾燥させた木材を適材適所に使うことで、良質な住まいをつくることができます。
県産材の活用にも力を入れており、越後杉ブランド認証材生産工場も保有。地産地消の家づくりを行っています。
そんなサカヅメハウジングの家を体感できるモデルハウスが、新潟市西区小新大通と阿賀野市にありますが、新潟市西区小新大通のモデルハウスは2018年2月25日(日)をもって公開終了予定。
今回、杉材をふんだんに使ったこちらのモデルハウスを取材しましたので、詳しく紹介したいと思います。
杉材×ホテルライクな空間
案内してくださったのは、サカヅメハウジングの営業担当・山本俊介さん。山本さんは実は2年前まで製材部門にいたそうで、このモデルハウスの床材やキッチンカウンターの一枚板などは山本さんが加工したものなのだそう。
住宅営業マンでありながら製材のことにも詳しい山本さん。他社の営業マンにはないアドバイスをしてもらえそうです。
こちらのモデルハウスがあるのは、新潟西バイパスの小新インターチェンジを下りて30秒ほどの住宅街。
南側の道路に接しており、正面には車を3~4台止められます。左右対称に近い安定感のある佇まいです。
玄関に入ると迎えてくれるのは、ふんだんに使われた「杉」!
下駄箱の扉や床、建具など、ダークブラウンに塗装した杉が目に飛び込んできます。
玄関ホールからは洗面脱衣室へと繋がる廊下が伸びており、そこからさらにキッチンへと入れます。
「玄関ホールからすぐにリビングへと入れるドアもあり、ぐるりと家の中を周れる便利な回遊動線になっています」と山本さん。
こちらがLDK全景。
入口を入ってすぐの場所がダイニング、奥にリビング、その隣に和室、そしてキッチンと、4つのゾーンを合わせて計23畳の空間が広がっています。正方形に近い空間なので、同じ広さの長方形やL字型のLDKと比べると、それぞれのゾーンの距離が近いのも特徴です。
家族が好きな場所で好きなことをしていても、会話を交わしやすい設計となっています。
ちなみにこのモデルハウス、杉材をふんだんに使っていますが、伝統的な和風ではなく、ホテルのようなイメージで設計・コーディネートされています。
両サイドにスタンドライトが置かれたソファーのある一角は、落ち着いた色味も相まってリゾートホテルの趣を感じさせます。
壁紙もよくある白ではなく、少しグレーがかった暗めのトーン。
和室はグレーのへりなし畳でモダンな仕上がり。この和室は障子で仕切れるので、ゲストの宿泊用としても使えます。
お子様が小さいうちは、ここを寝室として使うと、1階だけでコンパクトに暮らしが完結しそうですね。
リビング側からキッチンや和室を見ても、
ダイニング側を見ても、
なんともちょうどいい近さが感じられます。
壁際の造作棚の扉も杉材。天井を見れば現しになった構造材がアクセントになっています。
「天井高はリビング・ダイニングが2,700mm、キッチンと和室が2,400mmと高さを変えることで空間に変化も付けています」(山本さん)。
次にキッチン側に回ってみましょう。
キッチンを見ると、表面に天然木を使ったカップボードがあります。そして、その奥には洗面脱衣室と浴室が連続しています。
水回りが近い距離に集中しているので家事効率も◎。家の中を必要以上に行ったり来たりする必要がないので、家事のストレスが緩和されそうです。
「サカヅメハウジングの家は自社製材した木を使っていることも特長ですが、ご家族が楽に暮らせるような設計も特長なんですよ」(山本さん)。
勾配天井で開放感あふれる2階
次に階段を上がって2階へ行ってみます。階段を上がった先はフリースペース。2階の床は赤松が使われていますが、ダークブラウンで統一された1階とはイメージが異なる、明るく爽やかな空間が広がっています。
壁には4~5人で並んで使えそうな大きなデスクが造作されています。このフリースペースはお子様の遊び場や勉強スペースとしても良さそうですし、大人の趣味の空間にも良さそうです。
反対側から見ると天井の高さがより際立ちます。その高さを利用してロフトスペースもつくられています。
廊下を奥へと進んでいくと、突き当たりには主寝室が。こちらは主寝室と個室を繋げて使っていますが、間仕切りを付けて2室にすることもできます。
ベッドが置かれた壁だけはダークグレーの壁紙を採用しアクセントに。
建具は1階と同様に杉材で仕上げられていますが、自然な色味であることもあり、1階とはまた違う表情が楽しめる空間となっています。
自社製材をした木が随所に使われたサカヅメハウジングのモデルハウス。素材の良さはもちろん、よく考えられた合理的な設計や、ホテルのようなくつろげるインテリアにも注目です。
「杉の無垢フローリングの柔らかさや温かさもぜひ感じて頂き、参考にして頂けたらと思います」と山本さん。
2018年2月25日(日)までの公開となりますので、気になる方はお早めに見学に出掛けてみてはいかがでしょうか?
また、2018年の夏には新しいモデルハウスが阿賀野市にオープン予定とのことでした。そこではどんな提案が見られるのか?そちらも楽しみですね!
小新モデルハウス営業時間: 土・日・祝日 10:00〜17:00 ※平日見学希望の場合は要予約。
取材協力:サカヅメハウジング
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