ヨーロッパのペンションのような、情感あふれるモデルハウス

ヨーロッパのペンションのような、情感あふれるモデルハウス


素材にこだわった味わい深い住まい

新潟市内で人気の高い住宅街「陽街(はるまち)」(新潟市中央区鳥屋野南)。この中にヨーロッパの民家のような佇まいを見せる家があります。

塗り壁とレンガで覆われた三角屋根の建物で、ヨーロッパの田舎町の一角を切り取ってきたかのような風景ができあがっています。

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こちらは上越市の住宅会社「ナチュラルリビング/株式会社 武江組」のモデルハウスで、2012年の竣工。平日は予約が必要ですが、土日はスタッフが常駐しているので、予約なしで見学ができます。

このモデルハウス、完成して4年8カ月がたっていますが、全く古びた感じがしません。それは、外も中も徹底して自然素材が使われているから。塗り壁や漆喰、無垢材などが、時間の経過とともに味わいを深めているようです。

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ナチュラルリビングの家は、どこか郷愁を感じさせる素朴な雰囲気にあふれています。

それは、塗り壁やレンガの外壁、大理石を使った造作のキッチン、コンサバトリーと呼ばれる土間、タイル張りの洗面台、漆喰の壁、無垢材の床など、落ち着いた素材や愛着を持って使っていける造作がふんだんに施されているから。

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また、最近の流行りとなっている広いシンプルなLDKとは異なり、あえて空間を仕切ることで、家の中に多様な景色が広がるように設計しています。

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ナチュラルリビングの家の設計・デザイン・コーディネートを手掛けているのは、代表の武江則孝さん。

アメリカやヨーロッパなどへ度々訪れ、長寿命で高耐久の家を大切に住み継いでいるのを目の当たりにし、築後わずか30年程度で建て替えられてしまう日本の住宅に違和感を覚えるようになったと言います。

そこで、快適に暮らせる高い性能と耐久性、そして愛着を持って住んでいける情感の込もった家をつくりたいと、新しく住宅部門「ナチュラルリビング」を始めたのだそうです。

では、そんな想いが凝縮したモデルハウスを見ていきましょう。

 

各室が緩やかに仕切られながら繋がる1

土地の広さは約53坪と、新潟市中央区の新興住宅街としては一般的な広さですが、敷地のコーナー部分に植栽を設けることで奥行き感を生み出しています。

石を敷き詰めたアプローチに落ちる樹木の影もまた、豊かな表情となっています。

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玄関を開けた先は、ぐるりとカーブした階段のあるホール。そして、玄関土間は右のコンサバトリーへと続いています。

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コンサバトリーとはイギリスで生まれたガラス張りのガーデンルームのことで、武江さんは住まいにゆとりを与えるこの空間を大切に考えています。

南向きで日当たりのいいこの場所は、植物を置いたり、趣味のスペースにしたり、さまざまな使い方ができそうです。

「自分がこの家に住むとしたら、このコンサバトリーを設計室として使いたいですね」と武江さん。窓越しに植栽の鮮やかな緑が目に飛び込み、気持ちよく仕事ができそうです。

玄関から左に行くと、そこは8畳弱のリビング。

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2面から光がたっぷりと注ぎ込む設計で、空間に合わせて家具がコーディネートされています。家具や建材は自社で独自に輸入しているそうで、それによりナチュラルリビングならではの調和のとれた空間が完成しています。また、掃き出し窓を設けないことで、家具の収まりがいい落ち着いた雰囲気になっています。

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その隣には、もう一つのコンサバトリーが。アンティークテラコッタタイルが貼られた床は、古い民家のような趣があります。一段下がった空間は、リビングとダイニングに接していながらも、独立した空間のように感じられます。
リビングやダイニングで過ごす家族を眺めながら、イスに腰掛けて読書をしたりお酒を飲んだり…。そんな使い方ができそうです。

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ダイニングキッチンはリビングと隔てられた空間。対面式ではなく、壁付けのキッチンが空間を広く感じさせます。ダイニングテーブルの横にはキッチンと同じ大理石の天板を使った作業台があり、親子や夫婦で協力しながら快適に調理ができそうです。作業台はピザやパンを作るのにもちょうどいい大きさなのだとか。

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実は、1階は部屋と部屋を仕切るドアがないため、緩やかな空間の繋がりが感じられます。また、ぐるりと1周できる回遊動線で行き止まりが少ないため、それがまた空間を広く感じさせます。

構造は木造軸組ではなく、2×6(ツーバイシックス)工法。面で支える頑丈な造りで耐震性が高く、また約160mmという厚めの壁や、アメリカのアンダーセン社の樹脂+木の複合サッシを使用するなど、高い断熱性能も特徴です。

それ故に、寒い冬でも全館暖房で省エネかつ快適な暮らしが実現できるそうです。

 

伝統的な和室もある2

次に、カーブした階段を上がって2階に向かいます。

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建物中央に設けられた階段部分が暗くならないように、上には天窓が設けられており、柔らかい光が空間を穏やかに照らしています。「明るいだけでなく、天窓を開けるとそこに向かって風が流れるので、夏はエアコンを使わなくても涼しいんですよ」と武江さん。

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2階の一角には小さな和室が設けられています。ヨーロッパや北米の住まいだけでなく、伝統的な日本の建築の美しさも大事にしている武江さん。簾で仕上げられた船底天井は本格的な和の設えで、そこにイギリスのデザイナー・ウィリアム=モリスの壁紙をあしらうという遊び心も垣間見えます。壁紙が壁や天井と同じトーンで合わせられているので、不思議と違和感なく融合しています。「ちょっと一人になりたい時などに籠れる空間です」(武江さん)。

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その隣は6畳の子ども部屋。こちらはパインの床で明るい色合いの空間です。写真では見えませんがベッドと反対側の壁にはデスクが造作されています。

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奥にあるのが寝室です。8.8畳の寝室はまるでヨーロッパの上品なペンションの一室のようです。グレーの壁にブラケットライト。旅先で過ごしているような非日常感とリラックスした時間が楽しめそうです。
壁にはモロッコ製の鏡を据えるなど、細部の小物選びにも余念がありません。

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再びホールに戻ると、ゆったりとした洗面スペースがあります。ブルーのタイルで爽やかな仕上げになっており、ここで気持ちよく1日が始められそうです。

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華美さを避け、本質を追求する家づくり

と、細部までこだわりが詰め込まれたモデルハウスは、日々の暮らしを愉しむことの大切さを気付かせてくれるようです。

また、ヨーロッパを旅行で訪れた経験がある人にとっては、旅先で体験した空間のエッセンスが、このモデルハウスで感じられるかと思います。

雰囲気だけを模倣した欧風住宅は数多くありますが、海外渡航経験が豊富で、建材や家具などの買い付けも自ら行う武江さんが手掛ける家には本質的な美しさがあふれています。

「決して特別なことをしているわけではないんです。華美さや派手さを避け、本物の素材を選び、長く住むほどに愛着がわく家をつくっているだけですので」と武江さん。

タイルや漆喰の肌触りや、そこにできる穏やかな陰影。住まい手を包み込むあらゆる要素が、日々の暮らしに深い満足感をもたらしてくれそうです。

興味のある方は気軽にこのモデルハウスを訪れてみてはいかがでしょうか?

また、このモデルハウスは販売も行っています。詳細はナチュラルリビングまでお問い合わせを。

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※クリックするとナチュラルリビングのHPに移動します。

 

取材協力:ナチュラルリビング 株式会社武江組

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