少し光を抑えたH邸の玄関に入ると、タイル張りの廊下が奥へと続いているのが見える。
靴を脱ぎ歩を進めると、すぐに光あふれるLDKに辿り着く。


天井高は3mと高め。
それに加え、ダイニングの上には大きな吹き抜け空間が2階まで広がっており、
視線は頭上にも伸びていく。

LDKの一角にあるインナーテラスもH邸の特徴。
窓を開ければ風が流れ込み、カフェのテラス席のような心地よさを味わえる。
タイル床は、植物を育てるにも都合がいい。

「朝の光を採り込みたい」というご夫婦の希望は、東南向きにつくられた斜めの壁と窓で叶えられた。

ここから入った自然光はLDK全体に行き渡る。


シンプルでありながら、木の温もりがあふれるH邸。雪にやり込められる上越の冬でも、
明るい気持ちで暮らせる住まいが実現した。
DATA
家族構成:夫婦+子ども1人
竣工:2023年1月
構造:木造軸組工法
延床面積:157.63㎡(47.58坪)
1F 112.31㎡(33.90坪)※ガレージを含む
2F 45.32㎡(13.68坪)
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