「現代社会はストレス社会…」、なんて言葉はもう使い古されてしまっていますが、昔も今もこれからも、大切なのはストレスをなくすことではなく、コントロールできることなのだと思います。
嫌なことが続いて気分が落ち込む時、仕事の量やプレッシャーに追い立てられている時、人間関係がうまく行かない時…。
そんな時に自然豊かな山や森に出掛けたら、すーっと心が軽くなった、という経験は誰もが一度はしているのではないでしょうか?
もしも家にいながら豊かな自然を感じられるとしたら、日々のストレスはずっとコントロールしやすくなるのかもしれません。
今回は豊かな庭を眺めながら心からくつろげる暮らしを実現した3組の家族のお宅の紹介です。
1.庭と里山を眺められる、別荘のような非日常空間
(加茂市A邸/株式会社 重川材木店 建築部)
加茂市内の山麓に立つA邸。伝統的な和の要素を取り入れた住まいは、掃き出し窓を戸袋に引き込むことで、外の自然と一体になります。ご主人は、ウグイスのさえずりに耳を傾けたり、時折現れるキジを眺めたり…。まるで別荘で過ごしているかのようなリラックスした時間を愉しんでいるそうです。
2.外からの目線を遮断した、プライベートな中庭を抱く住まい
(新発田市E邸/オーガニックスタジオ新潟 株式会社)
コの字型の平面の建物と木塀に囲まれた中庭を抱く住まい。リビングはもちろん、和室や玄関などいろいろな場所から庭の景色を楽しめます。大きな木製サッシを開いた先には腰を掛けるのにちょうどいい濡れ縁が。風に揺れるモミジが風情を感じさせます。
3.おじいさんから受け継いだ庭園が、リビングと一体に
(妙高市M邸/株式会社 ナレッジライフ)
奥様のおじいさまから家を引き継ぎ、庭を残して家を建て替えたMさんご夫婦。高木から低木までさまざまな樹種が生い茂る庭を眺められる住まいを実現しました。全開口サッシを開けば、そこは山間の上品な旅館の離れにいるような心地よさ。時間の流れを忘れてしまいそうです。
充実した庭を持つというのはちょっと贅沢なことに感じられるかもしれませんが、安価で広い郊外の土地を選んだり、設計の工夫でプライベートな庭をつくり出したり、アイデアと意思を持てば必ずしもお金が掛かり過ぎるということはありません。
家づくりでは、間取りやインテリアに目が行きがちですが、庭を含めたトータルの暮らしを考えることも大切です。
予算配分も、家だけではなく、庭も含めて考えてみてはいかがでしょうか?
ここで紹介した住宅実例は「ハウジングこまちVol.24」でご覧頂けます。
(販売期間は2017年6月25日~12月22日頃)
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