煮炊きをする場所であり、油汚れも出してしまうキッチンは、かつては隠す物とされていました。
しかし、トーヨーキッチンスタイル社が「キッチンに住む」というコンセプトを掲げているように、キッチンは今や暮らしの中心に躍り出る存在に変わりました。その最たる物が、独立した島のようにLDKの中心に置かれる「アイランドキッチン」です。
ぐるりと周りを囲めるアイランドキッチンは複数人での調理がしやすいため、夫婦で一緒に調理をしたり、子どもたちに手伝ってもらったりするのに最適です。会話もしやすいので、料理の時間が家族のコミュニケーションを促す楽しい共同作業の時間に変わります。
家でパーティーをする時にも、キッチンが壁付けや対面式だと、どうしてもホストとゲストの線引きがされてしまいますが、共同作業がしやすいアイランドキッチンはそんな境界線も消滅。お酒を飲みながらみんなで調理をする時間もパーティーの醍醐味になりそうですね。
そんな憧れのアイランドキッチンがある住まいを5軒セレクトしました!さっそく見ていきましょう。
1.白を基調にコーディネート。リラックスできる空間
(新潟市K邸/吉川不動産 株式会社 吉川ホーム)
吹き抜けがある開放的なLDKに据えられたアイランドキッチンはパナソニックのLクラス。白を基調とした空間に品よくなじんでいます。背面の収納をキッチンと同程度の高さにそろえることで、圧迫感のない空間に。目線を遮るものがないLDKはいつも家族の笑い声で包まれます。
2.鏡面仕上げのステンレスが美しい高級キッチン
(柏崎市N邸/オースリーホーム 株式会社)
大理石調のフローリングにカルテル社のマスターズチェア、ガラスだけでできたハンプトンダイニングテーブル…。そんな上質感あふれる空間に選ばれたのがトーヨーキッチンスタイル社のハイスペックモデル「CORE(コア)」。トーンをそろえることで統一感のある空間に仕上がっています。
3.シンプルな空間に映える、白いアイランドキッチン
(新潟市S邸/フクダハウジング 株式会社)
グレーチングのデッキに面した明るい2階リビング。キッチンの背後には引き戸で目隠しできる収納をつくり、シンプルな空間を実現しています。最低限必要な家具だけをレイアウトしたLDKにアイランドキッチンがよく映えます。3連のトリプルワイドIHは機能性と美しさを兼備。
4.家族のコミュニケーションを育むオープンなキッチン
(長岡市K邸/株式会社 星野工務店)
和室・リビング・ダイニングを見渡せる開放的なキッチン。ホワイトで存在感を抑えており、主張することなく空間に溶け込んでいます。キッチンとダイニングテーブルを横並びにすることで、食事の準備や片付けもスムーズになります。
5.赤いパネルが印象的なキッチン。シックな空間のアクセントに
(新潟市S邸/株式会社 ソウセイホーム)
ダークトーンの床と天井がシックな雰囲気を醸し出すLDK。そこに置かれているのはパナソニックのLクラスのフロートアイランドタイプ。ビビッドな赤がシンプルな空間の差し色となっています。宙に浮いているようなすっきりとしたフォルムです。
どの住まいもキッチンに立つ奥様やご主人が孤立するイメージが全くありませんね。もちろん、はねた油をこまめに拭き掃除する必要があったり、調理時の音がリビングに届きやすかったり…という特徴もありますので、そこは使う側の意識や覚悟も必要です。そんなことを鑑みても、憧れてしまうのがアイランドキッチンではないでしょうか?
アイランドキッチンを導入する場合は、スペースにゆとりを持たせる必要がありますので、全体のバランスを考えてプランニングをお願いしてみましょう。
ここで紹介した住宅実例は「ハウジングこまちVol.24」でご覧頂けます。
(販売期間は2017年6月25日~12月22日頃)
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