※本記事はハウジングこまちVol.34(2022/6/25発行)『キッチンが主役の家』掲載記事です。こだわりのキッチンを中心とした暮らしを楽しむ4組の家族をご紹介しています。
白いキャビネットに木製天板。
K邸の造作キッチンは、自然素材をふんだんに使った空間に、家具のようになじんでいる。
「昔から食べること、作ることが好きだったんです。このキッチンは、料理を作る様子がよく見えるようにして、子どもたちに興味を持ってほしいと思い、建築士さんと細かく打ち合わせしてつくってもらいました」と奥様。
Ⅱ型キッチンで、コンロは壁付け。シンクが付いているキッチンはリビングを向くように設けられた。
奥様は「おうちパンマスター」という資格の保有者でもあり、この自宅のキッチンで週3~4回mamanoというパン教室を行っている。
「向かい側から手元がよく見えるように、キッチン内は床を20㎝下げています。子どもたちが手伝ってくれる時も、床の高さの違いが役立っていますね」。
キッチンの天板と同じオーク材でつくられたダイニングテーブルは、パン教室時には広い作業台になるという。
「木製の天板は、包丁を使っているとコンコンという音が響いて気持ちいいんですよ。木なので触り心地もいいですしね」。
ガラス塗料で仕上げられた天板は水濡れに強く、かつ木製ならではの経年変化を楽しめる。
「パン教室で幅広い世代の人と交流できるのが楽しい」と奥様。オープンな造作キッチンは多くの人が集う場になっている。
「おうちパン教室mamano」
Instagram:@ouchipan_mamano
https://ouchipanmamano.amebaownd.com/
【DATA】
新潟市 K邸
延床面積 122.00㎡(36.90坪) 1F 52.60㎡(15.91坪) 2F 69.40㎡(20.99坪)
家族構成/夫婦+子ども3人
構造/木造軸組工法
竣工/2020年9月
(取材時期:2022年4月)
オーガニックスタジオ新潟 株式会社
住所/新潟市西区山田3077
TEL/025-201-6611
営業時間/9時〜18時 定休日/水曜
【『キッチンが主役の家』関連記事】
コメント