杉板張りの外壁と大屋根が印象的なS邸。

コーナーの壁を切り取った形状のエントランスは、
まるで大きな箱の中へと吸い込まれていくようなワクワクした気持ちにさせる。

内部空間で特徴的なのは、大きな吹き抜けがある開放的なダウンフロアリビング。

西面には窓が連続し、代々受け継がれてきた日本庭園の大パノラマが広がる。

午前中は日差しを受けた緑が輝き、逆光になる夕方は木々のシルエットが際立つ。

温度ムラのない快適な温熱環境を実現することも考えられており、
UA値=0・30という高い断熱性能を備えているため、冷暖房効率も高い。


居心地の良さや合理性を突き詰めて生まれたワンボックス空間。
家族を大らかに包む「箱」が、安らげる静かな時間をつくり出している。


DATA
家族構成:夫婦+子ども2人
竣工:2021年4月
構造:木造軸組工法
延床面積:164.79m²(49.85坪)
1F 96.06m²(29.06坪)
2F 68.73m²(20.79坪)
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