※本記事はリフォームKomachi Vol.9(2022/8/25発行)の『マンションリノベーション』掲載記事です。
典型的な家族向けの間取りを大胆にリノベーションしたモデルルーム。ビルダーが想定したのは、ディンクスやお子様が巣立った後のご夫婦。
ふたりだけの暮らしが快適で、心地よいものになるようにプランニングしたという。
三部屋あった個室は、真ん中の部屋だけを寝室として残し、二部屋は他の目的に利用。
庭に面した和室はダイニングと一体化してLDKに。もうひとつの洋室は多目的収納に変更。
一部屋丸ごと収納にすることで、他のスペースに余分な収納が不要になり、モノの管理もしやすくなる。
もちろん、洗面脱衣室や玄関など、そこに必要な収納はキープしている。
さらに、LDKから寝室、収納、廊下を挟んで洗面脱衣室へと動線を築き、毎日の生活ルーティンにスムーズな流れをつくった。
また、床は無垢のヒノキ、壁は珪藻土としたのは、自然素材を大切にするビルダーならでは。
室内に柔らかな雰囲気を生み出す効果と調湿などの実利もあり、快適な部屋づくりに大きく役立っている。
これからふたりだけの生活を始めようとしている人にとって、広すぎる戸建てや家族向け中心の新築マンションよりも、自分たち向けにリノベーションできる中古マンションのほうが検討に値することを、このモデルルームが示してくれている。
【DATA】
新潟市 モデルルーム
築年数/築40年
リフォーム面積/72.45㎡(21.92坪)
工期/3カ月
『マンションリノベーション』関連記事
コメント