デザイン、そして家事のしやすさにも配慮されたモデルハウス
新潟市のハウスビルダー、アンドクリエイト。インテリアのトータルコーディネートに定評があり、センスのいい造作家具もこちらのビルダーの特徴となっています。そして、デザイン性だけでなく、暮らしが楽に、そして楽しくなるような効率のいい家事動線や収納計画もアンドクリエイトの強みです。
今回取材で訪れたのは、新潟市西区亀貝にあるモデルハウス。コンセプトは「楽(らく・たのしい)×ママ」。アンドクリエイトの空間デザインや家事動線、収納の工夫が凝縮したコンセプトハウスです。しかも、こちらは現在販売も行っているとのこと。(販売価格3,790万円(税込))
場所はおしゃれな雑貨屋アミング亀貝店さんの裏の奥にある新しい住宅街です。
モデルハウス内には、色々なところに手描きのポップが配置されており、収納の工夫が分かりやすく解説されています。そのさまざまなアイデアをじっくり体験できる、見応えのあるモデルハウスです。
そんなモデルハウスを外から順番に紹介していきます。
まず通りから目を引くのがL字型の石垣です!この石垣がリビングやダイニングを程よく目隠しするとともに、街並みを美しく見せるのにも貢献しています。
アプローチへと踏み込むと、そこにあるのは広々としたウッドデッキ。リビングからはもちろん、ダイニングや洗面脱衣室からも直接出られます。デッキの一部は丸くくり抜いてあり、そこからモミジが伸びています。
玄関ドアを開くと目の前に広がるのはゆったりとしたシューズクロークとホール。たっぷりと収納できるシューズクローク側(写真左)からも入れるので、土間部分をすっきりさせておくことができます。散らかりがちな傘を掛けて置けるポールも設置されています。
ホール側から見ると、このようになっています。玄関から見えない場所には姿見やスリッパの収納スペースまで。写真では見えませんが右にはコート掛けや掃除機の収納スペースも確保されています。
玄関ホールから右に曲がるとリビングに入れます。ウッドデッキに隣接したリビング。その奥には畳スペース、さらに奥にはダイニング&キッチン。空間の奥やデッキへと目線が伸び、広がりを感じさせます。
リビングのソファからは、モミジがきれいに眺められます。造作のTVボードは空間と一体になっているのですっきりして見えますが、たっぷりと物をしまうことができます。
ちなみに奥の畳スペースからリビングを見るとこんな感じに。玄関から家の中に入り、2階の子ども部屋へ向かうのにリビングを通っていく設計です。また、畳スペースには引き込み式の建具が付いているので、必要に応じて空間を区切ることもできます。
そんな畳スペースの奥には、なんとクローゼットが!意外なところに…と思われるかもしれませんが、実際の生活の中では1階のリビング周辺で着替えるというのは普通のこと。仕事から帰ってきて、一秒でも早く部屋着に着替えてリラックスしたい…、という時に寝室まで行くのは億劫なものです。このクローゼットは約2畳強の広さがあるので、戸を閉めれば着替えるのにも便利な場所になります。
そんな畳スペースを少し引いてみるとこのような感じに。横になってくつろぐのにも、小さな子どもを寝かせたり遊ばせたりするのにも畳は便利な場所。低めのカウンターの下は籠を置くのにちょうどいい高さなので、子どものおもちゃなどをまとめて籠に入れておけば、出すのも片付けるのも簡単です。さらに左側は飾り棚に、右はペンを1本1本立てて収納できる遊び心ある収納棚になっています。
そんな畳スペースの奥はダイニング&対面式のキッチン。キッチンではウッドデッキやリビングを眺めながら家事ができるので、子どもが遊んでいるのを眺めることができます。
キッチンの背後には壁面を存分に生かした収納スペースが。突板で仕上げた造作家具が上品な雰囲気をつくり出しています。電子レンジやオーブン、炊飯器などの調理家電を余裕を持って並べられそうです。
キッチンの奥には3畳の洗面脱衣室が。浴室の手前にはタオルなどをたっぷり収納できる可動棚も設けているので、浴室から手を伸ばしてタオルを取るのも簡単です。そして、棚の一番下には足ふきマットを干すスペースまで。細部まで考え抜かれた設計となっています。
浴室側から洗面脱衣室を見ると、掃き出し窓から外へと繋がっているのが分かります。ウッドデッキで洗濯物を干すのに便利な動線なのはもちろん、脱衣室内でも物干しができるようになっています。
再び洗面脱衣室側からダイニングに目を向けると、キッチン横の勝手口が見えます。こちらにも可動棚が付いており、パントリーとして使えます。また、その手前の壁面にはマグネット用の下地材が仕込んであるので、ピンや画鋲で壁を傷つけることなく、子どもの学校関係の書類やゴミ収集カレンダーなどを貼っておくことができます。
そして、階段を上がって2階へ行くと、約3畳のウォークインクローゼットが。上部の棚には地震時の転落防止用のポールが付いているので、スーツケースなどを上げておいても、転落を防げるので安心です。
廊下を進んで次の部屋は6畳の寝室。ベッドのヘッドレスト側にカウンターを設けているので、メガネやスマホ、本などを置いておくのに重宝します。
そして、寝室に隣接しているのが3畳の和室兼サンルーム。ここからベランダに出て外干しでもいいですが、部屋干し派が多いのが新潟の県民性かもしれません。こちらで部屋干しをして、畳の上で洗濯物を畳んだり、アイロンがけをしたりできる便利なスペースとなっています。また、ちょっとしたカウンターが付いているので書斎としても使えます。
さらに廊下を進んで行くと、廊下の壁一面に本棚が。可動式なので、収納する本のサイズに合わせて棚の高さを自在に変えられる優れもの。
そして、その奥にある子ども部屋のクローゼットも可動棚。ハンガーパイプも高さを変えられるので、成長に合わせて調整できます。また、あえて建具を付けない方が整理する習慣がつくのだとか。建具のコストも省略でき、部屋も広く見えて、一石三鳥の収納となっています。
と、アイデア満載、見どころ盛りだくさんのモデルハウスなのでした。
ちなみに平面図はこちらです↓(アンドクリエイトさんのチラシPDFより抜粋)
ここで紹介したこと以外にも、細やかな設計・デザインの工夫がたくさんあります。そして、これだけ機能を追求している住宅ですが、光がたっぷり入ることや、プライバシーを保ちながら開放的に暮らせることなど、住む人が心地良く過ごせることも非常に大切に考えられています。興味のある方はぜひ見学をしてみてはいかがでしょうか?
取材協力:アンドクリエイト
見学問合電話番号:0800-800-7070(アンドクリエイト無料電話)
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