使い心地を実感できる体験型ショールーム
商品のスペックやデザイン、価格などの情報はインターネットで自由に閲覧し、比較検討できてしまう時代です。だからこそ、実際の製品に見て触れることができるショールームは、PCやスマートホンの画面では感じることができない経験が得られる場としての役割が増しています。とりわけ、住宅設備は毎日使う上に、簡単に買い換えできるものでもありません。できれば、その価値や魅力を少しでも多く感じてから選びたいですよね。
3月13日(金)に新しく移転オープンするキッチンメーカー「クリナップ」の新潟ショールームは、そんなニーズに応えられる「体験キッチンコーナー」を設けています。ここでは、講師による料理教室を始め、食と暮らしに関するさまざまなイベントを月2回程度のペースで開催していくということです。「最新のキッチンをぜひ体感してほしいですね」と、クリナップ新潟営業所所長の谷口裕光さん。リフォームや新築を真剣に考えている人でなくても、気軽に友人を誘って訪れることができる場所として、地域に開いた交流スペースとしての役割も担っていくものと考えられます。
また、入口を入って右側にはウェイティングスペースを兼ねた空間提案コーナーがあり、ここではキッチンがリビングと一体にコーディネートされています。「キッチンこそが家庭づくりの核である」とするクリナップの理念が現されたスペースです。また、奥の棚には新潟漆器や村上堆朱、燕三条のステンレス小物などの地場製品も飾られています。
また、全国に101カ所あるというクリナップのショールームの中でも、ここ新潟ショールームで初めて導入されたシステムが、iPadとブルートゥースシステムを組み合わせた自動案内サービス。各展示コーナーに付けられたシートにiPadをかざすと動画での解説を見ることができます。自由にショールーム内を見て回りたいという人にとっても、非常に便利な仕組みです。
優れた性能を詳しく紹介するコーナーも
ほかにも、設備機器の性能を分かりやすく伝える工夫が随所に見られます。例えば、セラミック系特殊コーティング「美コート」が施された、クリナップの高級キッチン「S.S.」のワークトップ。水拭きだけで簡単に油汚れを取り除ける性能を「KITCHEN LABO コーナー」で体験することができます。通常見ることができない、シンク裏の構造部分も展示するなど、細部までこだわったキッチンを深く知ることができます。
1973年に日本初のシステムキッチンを発売した、日本のキッチンのパイオニアであるクリナップ。新しい体験型ショールームでは、キッチンを主軸に「家族の笑顔を創り出す」という同社のコンセプトを、これまで以上に深く体感することができそうです。
取材協力:クリナップ株式会社
住所:新潟市中央区長潟305 TEL:025-286-1308 営業時間:10時~17時 定休日:水曜
(ハウジングこまち編集部 鈴木)
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