インテリア商社シンコール。こちらの会社では、住宅を始め、ホテルや旅館、病院や学校や公共施設など、さまざまな規模の空間のインテリア商品を扱っています。そのシンコールさんの新潟支社内にあるショールームでは、毎年7月に建設業者向けの総合展示会が行われます。
今年2016年は7月7日(木)8日(金)の2日間の開催でした。
シンコールさんが手掛けるカーテンやカーペット、壁材や床材などの新商品が広いショールームにずらりと並びます。最新のトレンドを取り入れたデザインのものから、画期的な新しい機能を備えた製品まで、実に豊富なラインナップ。さらに、7社のメーカーがブースを出して、それぞれの新商品の紹介をされていました。一通りじっくりと見て回ると1時間30分~2時間は掛かるくらい内容盛りだくさんの展示会です。
まず順路の最初に登場するのが壁紙の「BIGACE」シリーズの新商品群。こちらの新しいカタログはこの春に完成したばかりで、アクメファニチャーとコラボレーションした、いわゆる「男前インテリア」と呼ばれるようなラフなデザインの壁紙なども注目です。こちらのカタログは、サンプル集ではなく、空間コーディネートをしたきれいな写真が豊富なので、カタログを見ているというよりもインテリア雑誌を眺めているような楽しい気分になります。WEBでも見られますので、気になる方はこちらをご覧ください。
次に登場するのは、カーテンの「Melodia」シリーズ。こちらのラインナップは、住宅用だけでなくホテル用も多いので、ラグジュアリーな雰囲気を感じさせる柄や色味も多く見られました。ホテル用のカーテンは住宅の場合は寝室などに良さそうですね。最近では外国人旅行者の増加に伴い和柄の需要が高まっているそうで、「日本らしさ」を感じさせるカーテンも多く見られました。また防炎仕様だったり、抗ウイルス加工が施されていたりと、安心できる機能が備わっています。
その次はロールスクリーンをはじめとした窓周りのインテリア製品を手掛けるトーソーさんのブース。こちらでは調光ロールスクリーン「ビジック」が展示されていました。ボーダー状のデザインで光を採り込んだり、完全に遮光にしたりできる製品で、操作性も簡単。詳しくはコチラをご覧ください。
その次はブラインドメーカーのタチカワブラインドさんのブース。こちらのロールスクリーン「ラルク」は、フレームと巻き取り部分の隙間から光が入ってくるのを防ぐための「シールド」が標準で備わっています(上の方にある横長の部分です)。さらにこちらの製品は、リールが可動するので、真下に向けてチェーンを引かなくても、正面から引くこともできます。窓の前にものが置かれていて窓に近づけなかったりする場合も、ストレスなく斜めにチェーンを引っ張れる優れもの。昨年の展示会でもそうでしたが、タチカワブラインドさんは実にかゆいところに手が届く製品を開発されます、この繊細な感覚は専門メーカーならではかもしれませんね。
そして、リンテックサインシステムさんの内装用3D装飾パネル「パロアレリーフパネル」。 三次元加工された珪酸カルシウム板にプリントが施すことができます。他にも壁紙に高解像度のインクジェットプリントができたり、すりガラスを好きなデザインでプリントできたり…と、プリント技術をインテリアに応用するのがリンテックサインシステムさんのユニークさです。
その後は、シーアイリフォームさんの不燃化粧フィルム「ベルビアン」。浴室や水回りのリフォームの際に、撤去を伴う大掛かりな工事をせずに、壁の上にシートを張るだけで空間を刷新できるフィルムを開発しています。ホテルなどが取引先として多かったそうですが、最近では住宅リフォームとしての提案もしているそうです。パネルの左下部に記載されている工期比較を見れば、その手間&コストの違いは一目瞭然。7日かかる工事が3日で終わります。当然工事費も安くなるので、家計も助かりますね!
その後も、男前インテリア風のブースや、
カフェスタイルの店舗の実例ブース、
壁に天然石を張れる「スライストーン」、
裏地に厚いフェルトを張った踏み心地の柔らかいタイルカーペット、
自然光を拡散させることで室内を明るくするブラインド「アカリナ」、
ペット用壁紙&クッションフロア、
拭き取り簡単なキッズ向けのジョイントクッション、
フェルトバック付きで衝撃吸収性、吸音性も高いカーペットシリーズ「REGENCY(リージェンシー)」、
1.5mmという業界最薄という床材「エミネンスリフォームフロア」、
と、非常に盛りだくさんの内容でした。
総合インテリア商社ならではの幅広いラインナップは、これから新築やリフォームをする方の参考になるはずです(イベント時以外は見学は予約不要)。スタッフのみなさんがとても温かく、親切で丁寧なのにも安心します。
最後に展示会来場者へのプレゼントとして、シンコールさんのイス張り生地の余った布で作ったというオリジナルペンケースを頂きました。余った布も無駄にしないシンコールさんなのでした。
取材協力: シンコール株式会社 新潟ショールーム
住所 〒951-8035 新潟県新潟市船場町2-3436-1
営業時間 平日 AM9:00~PM5:00、土日 AM10:00~PM5:00
休館日 水曜日・木曜日・年末年始・夏期休暇(詳しくはホームページ内参照)
TEL 025-227-5450
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