多様化する家づくりの価値観
家づくりに対する考え方が、かつてのような家そのものへの憧れから、そこでどんな体験が得られるか?ということへ変わりつつあります。
そのなかで、個性的で趣味性に富んだ住まいを求める人が増えているのが、近年の家づくりの傾向と言えるかもしれません。
そんな価値観の変化の中で、「理想の暮らし=新築」とは限らず、中古住宅を安く購入して自分好みにリノベーションをして住むという選択肢も、新しい住まいのあり方として注目され始めています。
今回取材で訪れたのは、新築よりもリノベーションに重きを置く、長岡市の株式会社山築。大工歴22年の代表・山下純也さんをはじめ、従業員の大部分が大工職人の地場工務店です。2015年に法人化し、今年6月には新たなオフィス兼作業場をオープンしました。
「人口減少とともに新築の棟数が増えにくい時代に入っています。これからは、既存の住宅を再生させるリノベーションに力を注ぎたい」と話す代表の山下さん。
そんな山築が選んだのは、全国展開するリノベーションのフランチャイズチェーン「RE住むリノベーション」への加盟でした。分かりやすいリノベーションのイメージと、商品ラインナップを揃える本部のノウハウを用いながら、地域工務店として長岡を中心に施工を行います。
大工としての豊富な施工経験を生かしながら、地域の顧客とイメージを共有しながらリノベーションを行える仕組みとなっています。
ライフスタイル提案型の商品ラインナップ
RE住むリノベーションの中でも特徴的なスタイルが、「AM6」と「カリフォルニア工務店EDITION」。
AM6は、「早起きしたくなる部屋」をコンセプトにしたリノベーションプロジェクト。室内と屋外のちょうど中間のような空間(中間領域)や、カフェのような自宅でも職場でもない場所(サードプレイス)をテーマに、その空間の雰囲気を第一に考えられたデザインとなっています。
カリフォルニア工務店EDITIONは、アメリカ西海岸の空気をそのままに、サーフィンやバイク、釣り、アウトドアなどのライフスタイルを取り入れた機能とデザインが特徴です。ヘリンボーン張りの壁や、マリンランプ、ホワイトペイントウォール、サブウェイタイルで包まれたラフで温かみのある空間が、イメージするライフスタイルを叶えてくれます。
他にも山築では「アメリカンガレージ」や、森での暮らしをイメージした規格住宅「フォレストキューブ」などのフランチャイズにも加盟。
趣味性の高い住まいや暮らしを積極的に叶えたい人のために、さまざまな選択肢を用意しています。
そんな山築のオフィスも、かつては飲食店だった建物をフルリノベーションしたもの。
オフィス内の1階は西海岸スタイルでまとめ、2階はさまざまなデザインのショールームとなっています。
遊び心のあるオフィス&作業場ではDIY教室などのイベントも定期的に開催しているとのこと。
今週末9月17日(土)・18日(日)は、山築のオフィスがある関原町で開催される関原まつりに合わせて、イベント「AMERICAN BOOTH」を開催予定。※詳細はHP参照。
リノベーションで豊かで楽しい暮らしを叶えたいという山築に、気軽に遊びに行けるチャンスです。
山築が手掛けるさまざまなリノベーションや、アメリカンガレージに興味がある方はぜひ出掛けてみてはいかがでしょうか?
取材協力:株式会社山築
住所:新潟県長岡市関原町3丁目甲125
電話:0258-86-7700
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