※本記事はリフォームKomachi Vol.9(2022/8/25発行)の『マンションリノベーション』掲載記事です。
新潟市中央区内にある賃貸マンションの一室。
リノベーションを経て完成したのは、中央に浴室・トイレ・キッチンを固めた「センターコア方式」と呼ばれる空間構成だ。
改築前の玄関は半畳程だったが、間にあった壁を壊し、以前のキッチン部分まで土間を広げたことで6.5畳のゆとりある玄関ができ上がった。
ここにテーブルやソファを置けばゲストが遊びに来やすいカフェのような場所になるし、釣りやキャンプを趣味とする人なら道具を置くスペースとして活用できる。
働き方が多様化している今、仕事用のデスクを置いてワークスペースにするのも良さそうだ。
靴を脱ぎ、通路を兼ねたキッチンを通り抜けた先は、ベランダに面した約12畳の空間。
玄関から一続きになっているが、間に水回りをまとめたコアがあるため、開放的でありながらも、どことなく落ち着いた雰囲気が感じられる。
こちらにダイニングテーブルやソファを置くのもいいが、潔く真ん中にベッドだけを置いてみるのもいい。
贅沢なホテルの一室のような非日常空間ができ上がる。
もう一つの動線を進むと、浴室や洗面所を経由して再び玄関へ至る。
細かな仕切りを省略し、ざっくり仕上げたコアのあるワンルーム。
さて、家具をどう配して完成させようか?
住まい手の想像をかき立てる余白もこの部屋の魅力だ。
【DATA】
築年数/築43年
リフォーム面積/54.45㎡(16.47坪)
工期/2.5カ月
(取材時期:2022年春)
施主・貸主 有限会社 コーディネート
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